なんてことない日常

なんて日だ。
今日もあさから起き上がれない。原因はわからないが、数日前からこの不具合は続いている。ただ仕事は差し迫っている。やらねばならぬと考えれば考えるほど、身体は重くなる。言うことを聞いてくれない。そのくせ、ゲームやら謎解きやら遊ぶときになると頭が冴えてくる。いつまでもずっと、遊んでいたくなる。昨日も夜更かしして遊んでしまった。「明日こそは必ず仕事をするぞ」と心に決めて、布団に入る。でも、朝起きるとまた身体は動かない。

 

迷惑をかけた彼女に連絡をした。

私  「後でいくねと言ったけど、やっぱり家から出れなかったよ。」
彼女 「大丈夫だよ!」 「また帰ったら遊ぼうね」

そう声をかけてくれる彼女の優しさが、また僕のダメなところを浮き彫りにする。
お風呂に入って、服まで着替えたのに。どうして僕は。。

 

「さすがに仕事しないと」
焦った気持ちを落ち着かせるため、僕は玄関を開けてマクドナルドへ向かった。とにかく今この場所から脱出しなきゃ。
ひやっとした空気が、服にも帽子にも護られてない顔にかかる。冬のこの空気が好きだ。目をつぶって、深呼吸する。
目を開けたとき、なんだか風景がとても綺麗に見えた。夕焼けのかかる街並みに、飛行機雲が伸びていく。僕が家に引きこもっていても、時間は進むし、僕は老いていく。だったらほんの少しの一歩でも、すすもう。大丈夫。僕ならできるよ。