僕の時計は進み始めた。

僕の時計は進み始めた。

ずっと壊れていた、僕の時計の針が進み始めた。コツ・・・コツ・・・コツ・・・コツ・・・
ゆっくりだけど、確実に時計の針はすすみ、その音が僕を焦らせる。

ずっと止まっていたのに、なぜ急に進み始めたの?怖い。。
これまでは立ち止まって休んでいても、何も恐れることは無かったのに。いまは少しの休憩だって、許されない。

持久力をつけなければいけない時期なのかもしれない。ほっといたら慣れてくるんだろうか?

これまで時間ってやつは、締め切りが近くに寄ってきたときにしか姿を表さなかった。でも今回はちがう。どれもこれもが「なる早」。結果、お休みの境目がなくなってしまう。

人に迷惑をかけてしまう事が僕にとって一番の苦痛になる。
「なる早」でやらなきゃいけない事が増えてきたから、生きてるだけで人に迷惑をかけ続けてる実感が増えてしまった。

ほっといてくれ・・

1ヶ月とか、2ヶ月とか、何かを自分に取り込む時間が欲しい。
枯渇する。息が詰まる。
死ぬとわかっていても、海水を飲んでしまいそうだ。

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鬱蒼としたものが心を満たしていく。
冷たくて、重たい水が身体を包み込んでいく感覚。

えらく卑屈な物語の主人公が、過去の自分の姿と重なって見えてきた。
いや、いまでも中身は変わっていないのかもしれない。

こうやって、落ち込んでいる事が、僕が生きる助けになっている。

また明日になれば、頑張って声を張って、笑ったふりをする。
ネガティブなものを、外に出してはいけないと、そういう世界に足を踏み入れたから。