誰かに相談するって難しい

僕は人に相談することが苦手だ。なぜなら、大抵帰ってくる答えはどっかで聞いたことか、責任逃れの言葉だったりするから。そんな言葉にたいして、愛想笑いを返すのも、返事をするのもめんどくさい。だから最初から相談なんて持ちかけなければ良いと考えていた。

しかし、仕事をしているとそうもいかない場面が増えてきた。自分の知見だけでは届かない考えが必要になることもあるし、どうにも不安で誰かにチェックをして欲しいこともある。
最近だと、自分がやりたいことがあるけれど、言語化ができずに誰かに手伝ってもらいたい事があった。独り言を聞いてくれる、壁打ちの相手が欲しかったのだ。

限られた時間しか取れないが、基本的に壁打ちの相手は社長にお願いしたい。無駄話ができいから、“自分の中で完璧になった“タイミングでしか話しをしないようにしている。最後の仕上げに、磨き上げてもらうイメージだ。
ただ、それでは80点が100点になるが、10点から80点にできないで悩んでいる時には相談できなくなってしまう。いい加減なことは言えないと緊張感があるから、萎縮してることも否めない。

こういうとき、町家のもう一人の管理人の人に相談をする。始めの内はお互いにぎこちなかったが、最近になって相談ができるようになってきた。僕は(おそらく相手も)この人はわかってくれると、信用するようになった。
お互いに相談をし始める時には「〇〇について話したい」と曖昧に始める。あって無いような話の概要を伝えて、それについて考えている事をつらつらと並べる。途中から理解してもらえてるか心配になるが、だまって聞いてくれてることに安心をして、さらに言葉を紡ぎつづける。一段落ついたころに「良いと思う」と必ず肯定の言葉が帰ってきて、「私の知っている例だと・・」と、具体的な安心材料を渡してくれる。それを聞いて「やっぱりそうですよね!」と、話安心して、また言葉がでてくる・・
これを繰り返していると、自分ではわかっていたつもりの事が、ちゃんと言葉として残るのだ。殆どが自分の言葉で作られた、企画が出来上がっている。この感覚が心地よく、とてもやる気にさせるから大好きだ。

これをいろんな人に是非体験して欲しい。なんて、思ってはいるのだけれど、よくよく考えてみれば、僕が話しを聞いて欲しいと思う相手は、少ししか居ないことに気がつく。ゲームカフェの主人か、彼女か、町家の管理人か、社長か・・両手で足りてしまうぐらいしか相談相手は居ない。

僕が誰かの相談相手になりたいと思った時に何をしたらいいのか。それは、僕が誰かに相談することだと知った。まずは自分から相手に心の中を見せなければいけない。そうすると、不思議な事に、相手も自分の内を見せてくれる。その感覚は良く知っていたはずなのに、こうやって相談相手が少ない事を考えると、できてなかったのだろう。

相手も僕と同じように、相談してくれる事を望んでいる。その事を信じて、また明日からの仕事も頑張ります。終わり。