送別会に招かれて

こないだ私の送別会が開かれた。本当にありえないことなんだけど、私は遅刻して現れた。
登場そうそうみんなに謝って、そしてビール頼んで「これまでありがとうございました!」って精一杯の笑顔(ほぼ苦笑い)をふりまきながら、乾杯して回る。みんな「次の場所は決まってるんか?これまでお疲れ様!お店頑張れよ!」ってポジティブな言葉をかけてくれる。私の事をちょっと見てくれてる。別にみんなのこと尊敬してないけれど、そのことは嬉しいし、それに対してお世辞を言うことだって全然嫌じゃない。無理してない。「気づけばこの場所はホームになってたんだなぁ」なんて、自分の席につきながら思う。ほとんどメインはなくなってしまったお皿から、料理を頂きながら、今度は自分の座席を盛り上げる様にがんばる。
ほとんど喋ったこともないような、先輩達の話しを聞いて回った。別の職場に行くことになった先輩の話しを聞いてみたり。元料理人なんて人の焼肉を焼く姿を褒めてみたり。そしたら、珍しく真面目な意見をくれる人がいたりする。みんなうざい大人にはならないでおこうと思っているのか、無口な人が多いけれど話してみるといい人が多いんだよな…って今更再確認した。もっと職場でも話しても良かったのかもな。

普段無口で「いいっす」しかしゃべらないと思われてるような方がいるけれど、もちろんその人にも積極的に話しかける。以前ブログにも書いたかもしれないけど、私は唯一職場の中で、その人と盛り上がって話す事ができるのだ。もう一年間あんまり話す機会もなかったし、また壁が出来上がってるんじゃないかって思ってた。でも話しかけてみると、ニカッと笑ってくれて「(この顔はもしや私しか見たこと無いんじゃないかな…)」なんて思ったりして。いろんな人のそういう顔を集めたい私としてはこの笑顔だけで、この場所にいた意味があると思う。その人とは、全く分野は違うけれどやっぱりゲームの話しをして、またアナログゲームでも遊んでくださいね!って言って話しを終えた。

じゃあ今度は座席も変えて、何度も怒られた上司とも話をする。メッチャ酔ってる様子で、私の次を心配してくれた。酔ってるから、たぶんその質問は社交辞令じゃないね。この人不器用だし。(後日談にはなるけれど、一週間ぶりに仕事に戻ったときにも、積極的に職場の話を聞いてくれて「こうしたら得に職場まで通えるぞ!」なんて考えてくれてたりした。実は息子さんと同じ年齢らしくて、勝手な想像をすればそういう理由も合ったのかもしれない。離れるときになって、気が置けないように感じたのかも。)話の中で「〇〇さんが派遣の私も、社員と同じように扱ってくれて、しっかりといろんな事を教えて下さったから、次からの場所も心配してないですよ!」って言った。いや皮肉じゃないよ。そしたら「いや、そんなこと無いよ…」ってなんか意気消沈した感じで、いつもの鬼上司とは思えないような顔を見た。また収穫かもしれない。
最後に握手する時には、なんだか手が小さく感じて、寂しそうにみえた。さすがにご都合主義的に捉えすぎかな?

また別の座席に移動。今度はいつもの持ち場の近くに居る、自分の前後工程の人たちの席に。いやはや、この席の人達はわざわざ話しをするまでもなく、しょーもない話しかしてねぇな笑。ツッコミ役の人が1人しか居ないのに、みんなが信頼してそこにボケまくるから大変なこと大変なこと。それにもかかわらず、みんなに目配せしながらツッコミをこなしてるんだから、結局あの人すごいけどね。
この席で残念な事があるとしたら、凄くお世話になった先輩が体調不良で帰っちゃったことかな。まあ仕方ないことなんだけど、バカな話も言い合いたかったなぁ。どうせまた会うんすけどね。その人が居れば、もうちょっと負担も減ったんじゃなかろうかって気もするし。

ああ楽しかった…

お酒飲んでぼやーっとしてきたところで、急に大きな声が上がった。

「あ!井上くんが皆の前でスピーチしたいって言ってます!」なんて。
こうなりゃ無茶振りも気持ちがいい…………

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さすが先輩ありがとうございます!いやーしゃべりたかったんだよなー!!
まずは今日遅れてきてすみません。と、集まってくださってありがとうございます。
先日のスピーチで彦根に来た理由と、ここに居続ける理由をお話したと思います。
その中で彦根にお店を作りたいと言ってたんですが、なんのお店を作るか言ってなかったですよね。今日はその話しをさせて頂こうと思います。
もう知ってらっしゃる方もいるかと思うのですが、私は彦根にゲームのお店を作ろうと思っています。
ゲームの中でも特に、アナログゲームのお店です。例えば人生ゲームとかトランプとかは皆さん知ってますよね。
でも実は世界にはもっと沢山のゲームが、しかも新作が何個も発表され続けているんです。しかもその殆どは大人向けで、種類もカテゴリ分け仕切れないほど沢山あります。
ゲームのお店をしようと思った理由は、もともと場所を作りたかったからなんですよね。それはみんなが普段漠然と抱えている生きづらさを、感じなくても良いような場所にしたいなと思って。そんな場所を作る為には、まず自分の生き辛さをなくす必要があって、じゃあ大好きなゲームのお店をやろうって決めました。
皆さんが好きなゲームが必ず一つはあります。
み仕事帰りとかに軽く立ち寄れる場所にするので、是非お店ができたら来てくださいね。
ほんとうに一年間ありがとうございました!
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これが私のそのときに話したこと。酔ってたから、絶対にこんなに上手に話せてないし、伝わったかわからないけど。

とにかく幸せな時間だったかな。最後にいい思い出ができた。みんなが将来お店に来てくれたらいいな…

その前にお店さっさと作れよってね。だれか手伝って。

大量のお菓子

出勤の最終日はお菓子を大量に買って持っていきました。

制服

その時に来ていた制服。もう着ることは無い。

※この記事は2016年9月26日に書かれました